ブラジル望遠

　「フォーリャ・デ・サンパウロ」紙が30日、ダタフォリャ社の世論調査を掲載しました。調査は、「ボルソナロ氏はクーデターを起こす可能性があるか」と問うたもので、56％が「その可能性はない」と否定し、37％が「大統領はクーデターを実行できる」と考えています。ボルソナロ大統領の脅威を深刻と捉えていますが、国民は、実際にクーデターには踏み切らないだろうと見ているようです。

　クーデターを否定した56％は、大統領が電子投票箱のセキュリティやTSE（上級選挙裁判所）の判事を攻撃しても、国の機関が真剣に対処すれば済む、と答えています。

　また、ボルソナロ氏自身への投票を表明した28％のうち、50％は脅威に注意を払うべきと考え、40％はそう思わないと答えています。

　同大統領の支持率調査では不支持45％（支持28％）で、73％がボルソナロ政権では汚職が行われていると回答しています。