ペルナンブコ州の豪雨犠牲者106人に増加2022年06月01日 12:20

 ブラジルのメディアによると、レシフェ大都市圏(ペルナンブコ州)を中心とした豪雨による人的被害は拡大を続け、消防署は31日、死者数が106人になったと発表しました。障壁の地滑りが起きたミラグレス、モンテヴェルデで新たに3人ずつ計6遺体を収容した消防隊は、両地区での捜索活動を終え別の地すべり現場に移動しました。

 今でも行方不明者は10人います。被害がもっと大きかったモンテヴェルデ地区の行方不明者はすべて確認されました。消防士によると、発見された遺体の中には、母親が娘をしっかり抱いたまま亡くなっている遺体もありました。

 ペルナンブコ市民防衛事務局によると、現在、州内の24自治体で緊急事態が宣言されています。同州の犠牲者数は21世紀では最大と言われています。