アンビサがサル痘予防のガイドラインを発表2022年06月10日 12:24

  ブラジルのメディアによると、ブラジルでサル痘の症例を確認した国家衛生監督庁(アンビサ)は9日、疑わしい患者を治療している病院、診療所など医療サービス機関と港湾・空港の検疫関係向けに、病気の予防と緩和のための技術文書を発表しました。文書には①患者同士のベッドを1メートル離す②皮膚の病変が終わるまで隔離する、といった注意事項が記されています。

 アンビサはこの他、疑わしい患者の収容は換気の良い個室にする、患者への同伴と訪問は禁止、患者と接触した廃棄物は特別な袋で捨てる、患者の部屋に入室するときはゴーグル、フェイスシールドなどの他、エプロン、手袋、マスクを着用する、と指導しています。

 現在、サル痘に対するワクチンや医薬品は確認されていませんが、英国健康安全庁と米国疾病予防管理センターが、2つの免疫剤を使用して米国でのサル痘の発生を制御できるとしています。