保健省が新たなサル痘感染者を確認2022年06月18日 13:05

 ブラジルのメディアによると、ブラジル保健省は17日、リオグランデ・ド・スール州でサル痘の2例目(国内では7例目)となる感染者を確認、自宅で隔離しました。感染者は州都ポルトアレグレ市に住む34歳の男性で、ヨーロッパ各国を旅行したことがあります。当局によると、最初の感染者との間に関係はないということです。

 ポルトアレグレ市とリオグランデ・ド・スール州両保健局も感染者を確認しており、「患者は合併症もなく、安定した病状」と説明しています。

 保健省の調べでは、サンパウロで4例、リオグランデ・ド・スールで2例、リオデジャネイロで1例が確認されています。他に9例が報告されていますが、サル痘かどうかは調査中です。

 「サル痘」と呼ばれる天然痘は、人獣共通感染症のウイルス性疾患ですが、名前から考えられるようなサルが媒介するわけではありません。感染は、感染した動物や人間、またはウイルスを含む人間との接触によって発生する可能性が指摘されています。また、根絶された天然痘に似ていますが、重症になりにくく、感染力も低いのが特徴です。