リオ市街地にサルが出現2021年04月11日 13:04

 ブラジルのメディアによると、リオデジャネイロ市海岸の市街地を徘徊するクロホエザルが10日、住民によって発見されました。住民が南リオTV に画像を送り、同局が放映したことで話題になっています。

 住民の話では、サルはここ数日間、市内を歩き回っています。同TVに送られた画像は、「民家の塀の上でで静かに食事をするサルの姿」でした。ニュースを見た環境監視団体がサルを捕獲しようとしていますが、まだ捕獲されていません。

 リオデジャネイロ連邦大学によると、捕獲には市内では利用できない麻酔銃が必要で、それの調達が出来れば捕獲に協力するとしています。環境監視団体は、「大学の研究者グループが14日までに、サルを安全に捕獲してくれることを期待している」と話しています。

 それまで環境監視団体は、ブラジル環境再生可能天然資源研究所や州環境研究所と協力、十分な餌を置いた罠を仕掛け、サルを安全に捕獲する試みを続けるとしています。

 生物学者によると、クロホエザルは、主にリオ市南部のレジャー地アングラ・ドス・レイス周辺に生息し、通常、木の上や森の中に住み、果物、花、葉などを食べ生活しています。身長75cm、体重7kgになることもあり、都市部に現れるのは珍しいそうです。

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