ブラジル望遠

　ブラジルのメディア12日付によると、新型コロナの流行でネットの使用がかさみ、ボレトス（ネットでの決済）を支払うため、ネットで自分の「ヌード」を売るブラジル人女性が増加しています。中には月平均16,000レアル（約30万円）稼ぐ女性もいます。

　売る方法は簡単で、「ヌード写真」を見たいと思っている人が集まっているプラットフォームにアクセス、そこにサンプルを投稿します。そこは、あらゆる種類の投稿へのアクセスに対して課金できるソーシャルネットワークで、ここでは自由に価格設定も出来ます。投稿する人は、芸術作品を売るというより、自家製のポルノを売買する目的の人が多いようです。

　こうしたサイトの検索が昨年あたりから増加、今では5倍ぐらいになっています。ただ、ネットでお金を稼ぐというのは、一部の人が考えるほど簡単ではありません。購入者の興味を引くンテンツを作成する必要がありますし、服を脱いで官能的に見せることなど、誰にも出来る芸当ではありません。しかもプラットホームへの登録者が多くても、その多くの人が金を払ってでも見たいと思っているかどうかという問題もあります。

　こういった場所に投稿し、退学になった少女もいるようですが、一般的にネットに投稿する人は短い髪なのに長いブロンドの髪にしたり濃厚なメイクを施して大変身するため、街中を歩いても気付く人はほとんどいません。ネット上の女性はいわば架空の人ともいえ、しかも購入者は海外の人が多く、女性の身元が特定されることは、まず考えられないとか。