ブラジル望遠

　ブラジルのメディアによると、ブラジルが購入した100万回分のファイザー･ワクチンを積んだ航空機が29日、サンパウロ州カンピナス市のヴィラコッポス国際空港に着きました。連邦政府が購入した1億回分の最初のワクチンで、着陸時にはマルセロ・ケイロガ保健大臣も立ち会い、配送の指揮を執りました。

　ワクチンは30日、1日の両日、27州の州都に配送されます。ワクチンは連邦政府内で必要か、不必要かの論議が交わされましたが、新型コロナによる死者が40万人に達した今、やっとブタンタン研究所製造の｢コロナバック｣以外のワクチンが配布されることになりました。。

　これまでのデータでは、ファイザーまたはアストラゼネカのワクチンを1回接種するだけで,感染者は半減少するとされています。同ワクチンは国家衛生監督庁（アンビサ）は昨年2月に緊急使用を認めていました。ファイザーは7000万回分の販売を政府に求めていましたが、政府内での議論で結論が出ず、返事が先送りになっていました。