ビジネスマンと弁護士の立候補が増加2022年08月18日 11:40

 ブラジルメディア17日付によると、2022年選挙候補者の5人に1人がビジネスマンと弁護士とわかりました。メディアが上級選挙裁判所のデータをもとに調査したもので、2018年から2つの職業グループは増加傾向にありましたが、今年になって更に立候補者が増えています。全体として教師や学生の立候補が減り、憲兵やジャーナリストが増えています。

 上級選挙裁判所に立候補登録をしたのは28,000人を超え、ビジネスマンが20%増、弁護士が12%増となっており、この2つの職業グループで立候補者の20%を占めています。憲兵(38%増)、ジャーナリスト(30%増)の立候補も増加はしていますが、両者を合わせても全立候補者の3%に過ぎません。

 リオデジャネイロのノルテ・フルミネンセ州立大学教授で政治学者はビジネスマン増加の一因を「呼称の変更だ。昔はトレーダーだったが、今はビジネスマンと呼んでいる」と指摘しています。

 ビジネスマンや弁護士が立候補しているので多い政党は新しい党(ノボ NOVO)で、全候補者のほぼ3分の1が実業家や弁護士です。パラナ連邦大学教授は「ブラジルの政党は細分化しており、右派の政党にビジネスマンが多く、左派には少ない」としています。