最高裁モラエス判事が上級選挙裁判所長官に就任2022年08月17日 11:23

 ブラジルのメディアによると、アウグスト・アラス法務大臣は16日、アレクサンドル・デ・モラエス判事の上級選挙裁判所長官就任式で、選挙制度の擁護と偽情報との戦いで裁判所は「公共省と協力すべきだ」と述べ、「有権者の意思の尊重を確保することを目的に様々な局面で、選挙検察庁(MPE)と裁判所のパートナーシップを改めて確認し、選挙制度を守り、誤報やあらゆる性質の悪用と戦うために連携を強化したい」と話しました。

 モラエス長官の就任式には、三権分立の当局者、元大統領、高等法院判事、国会議員などが出席しました。選挙裁判所の推定では約2,100人が出席し、その中にはボルソナロ大統領、ルーラ元大統領、ジルマ・ルセフ元大統領、テメル元大統領の姿もありました。カルドーゾ元大統領は健康上の理由で欠席したということです。連邦議員の他、ロドリゴ・パチェコ上院議長、アルトゥール・リラ下院議長、ルイス・フックス最高裁判所長官も式典に出席しました。

 モラエス氏の就任式は、証拠のないボルソナロ大統領の選挙制度攻撃に直面し、民主主義の再確認と国の選挙制度の防衛の性格を帯びたものになりました。モラエス長官自身もの口撃のターゲットにされています。