高校生を人種差別で起訴: ブラジル望遠

　ブラジルメディアによると、リオ市南部に住む高校生3人がネット上で人種差別的攻撃を行ったとしてリオデジャネイロ警察は勾留、調査をしていましたが、5日、捜査を終了し、3人を人種傷害の容疑で起訴しました。彼らはネットで、黒人学生（15歳）に対し、中傷する内容を書き込んだものです。

　彼らの他に2人の高校生が事情を聞かれていましたが、内容を見て笑っただけと分かり、偏見があるという証拠もなかったことから、釈放されました。調べに当たり警察は、証言した高校生は一人に過ぎなかった、としています。しかし、残されたメッセージで人種差別は明らかでした。

　攻撃された高校生の両親は「私たちが苦しんでいる痛みは説明できるもではない。私の子供は明らかに通学するのを嫌がっていた。差別した白人の両親はこれ以上差別を容認しないでもらいたい」と訴えています。