反民主主義デモ隊の資金源調査に着手2020年06月17日 11:27

 ブラジルメディアによると、連邦警察は16日、連邦最高裁判所の決定で、ブラジリア、サンパウロ、リオデジャネイロ、ミナスジェライス、マラニョン、サンタカタリーナで、ビジネスマン、ブロガー、ユーチューバー、および上院議員を含む21人に対する捜査令状を執行し始めました。捜査対象にはボルソナロ大統領の主要な支持者であるダニエル・シルベイラ議員も含まれています。

 最高裁の決定は、最高裁判所や議会の閉鎖、および軍事介入を要求した反民主主義デモへの資金提供者を特定するために行われました。連邦警察は最高裁の決定を受の調査を開始、反民主主義デモ隊の組織解明を急いでいます。

 これまでに連邦警察は、シルベイラ議員のオフィッスにあるコンピュータの「ミラーリング」を行いました。資料のコピーを不可能にするアプリケーションを備えた3台のコンピューターも設置しました。

 このほか連邦警察は、反民主主義行為の構造と資金調達調査のため、デモ隊に関わる可能性のある閣僚全員に電子メールの提出を求めています。疑いを持たれている各議員は、マスコミに対し口々に容疑を否定しています。