サンパウロ中心街でデモ二つ2020年06月15日 11:34

 ブラジルメディアによると、サンパウロ市の目抜き通りともいえるパウリスタ通りで14日、民主主義を擁護し、ボルソナロ大統領と人種差別に抗議するグループがデモを行いました。デモの支持者たちはサンパウロ美術館の空きスペースに集まり、通り沿いを静かに歩きました。

 この静かなデモは、民主主義を擁護グループが日曜日ごとに行っており、この日は3回目でした。抗議者のほとんどは、新しいコロナウイルスに対する防護マスクを着用していました。市の公安当局はデモ規制のため、4,300人の軍警を動員しました。

 一方、ボルソナロ政権支持派もサンパウロ市ダウンタウンのお茶の水橋上でブラジルの旗などを掲げ集まり、気勢を上げました。こちらの参加者の多くはコロナウイルスに対する保護マスクを着用していませんでした。