コロナ感染妊婦の赤ちゃんが退院2020年04月23日 11:20

 新型コロナに感染した妊婦が合併症を発病、パラー州ベレン市内の病院で緊急出産で生まれた赤ちゃんが、23日後の22日に退院しました。新生児ICUで9日間挿管、酸素を供給されていましたが、ミルクをよく飲むようになり、後遺症も見られず、今回の退院になったものです。

 赤ちゃんは現在、市内の家族(5歳の女児と父親)と一緒に生活しています。母親は11日、呼吸困難と急性呼吸不全で死亡しました。母親はもともと臓器の血液循環を妨げる心臓弁の奇形である僧帽弁狭窄症を患っており、9年前には生体弁置換術を受けていました。

 パラー州知事はソーシャルメディアを通じて母親と赤ちゃんの世話をした医療チームを、 「新生児ICUチームに感謝し、誇りに思う」と労いました。