ブラジル保健相が交代2020年04月17日 10:55

 ブラジルメディアによると、新型コロナ問題で、ボルソナロ大統領と意見が食い違っていたルイス・ヘンリケ・マンデッタ保健相が16日に解任され、同日、ネルソン・タイシ氏(内科医)が新保健相に任命されました。

 マンデッタ氏は大統領の外出自粛反対、薬物クロロキン(マラリア治療薬)使用推進策などに反対、対立していました。

 タイシ新保健相は就任会見で、「大統領と保健省は調整済みで齟齬はない。私たちは働くことで国と社会に尽くせる。迅速に通常の生活を再開できるようにする必要がある」と述べ、大統領の考えを支持しました。

 また新保健相は「新型コロナ感染が増加中の今、健康か、経済かで議論するのは得策ではない。生活と雇用について論議すべきだ」とも語りました。