新型コロナ感染の妊婦、緊急手術で出産2020年04月15日 09:59

 地元メディアによると、サンパウロ市内の病院で新型コロナ感染の妊婦(28歳)が12日、病状の急変でICU で緊急帝王切開を受けました。手術は妊婦に人工呼吸器を装着したまま行われ、女の赤ちゃんが無事誕生しました。赤ちゃんは31週で生まれましたが、新生児ICUで装置の助け無しで呼吸をしています。心配されるコロナへの感染ですが、今のところは不明です。

 妊婦は別の病院から容態の急変で、新型コロナ患者がいるこの病院のICU に移されてきました。産科医が胎児の様子を調べると、胎児の心音も切迫した状態にあり、産科センターに移送するのは無理と外科医たちは判断、ICU での手術を決断しました。

 病院関係者によると、「赤ちゃんは無事だが、母親の健康状態が心配。今は人工呼吸器で呼吸を維持されている状態」と話しています。