新型コロナを過小評価しない2020年04月12日 13:22

 地元メディアが、新型コロナウイルスで発病したが、回復した人たちの声を紹介しています。検査で陽性だった人も大半は免疫でウイルスを撃退、2週間ほど自宅待機中に回復する人も少なくありません。もちろん、症状(息切れ、疲労感、脱力感、発熱、咳、頭痛、体の痛み)がひどく、入院する人もいます。ここで紹介するのはそうした人たちです。

 回復した人は医師(35歳)=サンパウロ、医師(27歳)=ブラジリア出身、電子エンジニア(57歳)=レシフェ出身、無職(77歳)=クリチバ出身、感染症医(54歳)=サンパウロで、職業、年齢は多岐にわたっています。発熱し、頭痛がひどく入院した人は、「死への距離がどんどん縮まっていることを感じた」と話し、「陽性判明後は妻、子供、従業員に感染しないよう注意を払った」といいます。

 また、入院したときは、話すことすらできなかったという人は、「死を覚悟したが、回復したことを神に感謝する」と語っています。別の人は、「このウイルスに感染するのはロシアン・ルーレットに似ていて、誰が感染してもおかしくない」と指摘しています。7日間昏睡状態にありながら生還した人は、「コロナウイルスを過小評価しないこと。慎重に対応する必要があり、年齢に関わらず、自宅待機を勧める」と話しています。