医療従事者用の保護用具が不足2020年04月13日 01:23

 地元メディアによると、 新型コロナウイルス発症者の治療、看護をする医療スタッフの保護用品不足を憂慮する人たちが12日、サンパウロ市パウリスタ通りにある美術館の空きスペースに白い十字架を並べ、静かな抗議をしました。抗議をリードしているのは、サンパウロの健康団体です。

 ブラジル医師会には12日までに、医療従事者用の保護具(マスク、メガネ、手袋、キャップ、レインコート、アルコールジェル)不足の苦情が3034件も寄せられています。サンパウロでは新型コロナ感染者が1週間で2倍以上の増加を見せており、医療関係者の仕事量は急増しています。

 ところが医療従事者自身を護る用具が不足しており、彼らは危険と隣り合わせで仕事に取り組んでいます。