高齢者移民夫婦がメダル獲得2018年10月26日 10:51

元気な山本夫妻(サンパウロ新聞)
 アナスピ・マスターズ陸上ベテラーノ会主催の『ブラジル日本移民110周年記念大会』が12日から3日間、サンパウロ市内で開かれ、パラナ州クリチバ市の山本茂さん(91歳、静岡)と京子さん(87歳、福岡)夫妻がメダルを獲得しました。

 茂さんは90歳以上の部に出場し、槍投げ、円盤、砲丸投げ、鉄槌の4種目で金メダルを獲得、京子さんは85歳から89歳までの部の槍投げで銅メダルを獲得しました。

 茂さんはイビラプエラチームに50年間所属し、陸上を続けています。京子さんは1993年に世界大会に出場以降は足を悪くし練習を控えていましたが、110周年記念だからと茂さんに誘われ、思い切って出場し栄冠を得ました。

 山本夫妻は、「夫婦揃ってメダルをもらうことができ嬉しいです。まだまだこれからも続けます。東京オリンピックも見に行きますよ」と、91歳とは思えない元気さでした。(写真は山本夫妻、サンパウロ新聞提供)