年間新車販売、 252万台に上方修正2018年10月09日 11:38

 全国自動車販売業者連盟(自販連)の2日発表によると、2018年9月の新車販売台数(登録ベース)は乗用車、軽商用車、トラック、バス合計で21万3350台でした。17年9月比で7.10%の増加でしたが、対前月比では14.19%減と大きく落ち込みました。国内メディアが報じました。

 しかし、自販連は18年の年間販売台数を前年比13%増の252万台に上方修正しています。7月には今年の販売台数を前年比10.3%増の246万台と発表していました。

 今回の発表では、小型車(乗用車と軽商用車)は前年比11.9%増の243万1000台、大型車(トラックとバス)は同34.8%増の9万500台を見込んでいます。

 上方修正について自販連は、「インフレ率と金利がいずれも低い水準にあり、経済が順調に推移、自動車の売れ行きも順調に推移しそうだ」と説明しています。9月の販売台数の落ち込みついては、「営業日数の差による。営業日数が4日違うが、販売台数にすると6万台も違ってくる」と、9月の14%の落ち込みは営業日数の少なさが原因としています。

日本勢ではカローラとハイラックスが好調

 日本のメーカーではトヨタ自動車のカローラとハイラックスがそれぞれの部門で最多でした。カローラの販売台数は対前年同月比20.9%減、対前月比8.9%減の4774台、ハイラックスは対前年同月比21.8%増、対前月比7.3%減の3282台だった。

 市場占拠率はトヨタ(8.12%)が7位、ホンダ(4.68%)が8位、日産自動車(3.89%)が10位で、3社とも順位は8月と変わりませんでした。