ジャパンハウスの「入館料無料」継続2018年10月15日 10:50

 ジャパン・ハウス(JH)新館長に就任したマルセロ・マットス・アラウジョ氏は今後のJHの運営について語り、「開館から1年数カ月で入場者が100万人を突破した。スポンサーなどの協力を仰ぎ、引き続き、入館無料でやっていく」と表明しました。

 入館無料について在サンパウロ総領事館は「正直、スポンサーの協力だけでは今後の運営は難しい。来年度以降の予算要求を行っており、現在(日本の)財務省と話し合っているところだ」と話しています。

 アラウジョ新館長はJHの目的について「中心はあくまで、現在の日本を紹介すること」と述べ、コンテンポラリー・アート(現代美術)を中心とした展示は今後も継続するほか、ビジネス関連商品の紹介も積極的に実施していくとしています。

 新館長は、1994年に国際交流基金留学システムで数カ月、日本に滞在、日本文化の研究を行いました。またブラジルの美術にも詳しいことから、魅力的な展示企画の展開が期待されています。