携帯電話市場低迷2018年10月01日 10:09

 国内メディアによると、IT(情報技術)専門調査会社のIDCブラジルは18日、2018年第2四半期(4~6月)のブラジル国内における携帯電話の販売数は、17年第2四半期を5.5%下回る1205万台に減少したと発表しました。ただ携帯価格が上昇したため、販売額は前年同時期比5%拡大し、1395万レアル(約4億2000万円)に達しています。

 IDCブラジルは「母の日は期待されていたほど売れず、トラック運転手ストが製品供給に悪影響し、メーカー各社は市場に投入する製品を減らしている」と今年第2四半期の携帯電話市場の動きを分析しています。

 また、IDCブラジルは18年下半期(7~12月)の販売動向について、「10月の大統領選挙と国内の高い失業率が携帯市場を不透明なものにしている。このため消費者は慎重になり、メーカーも新製品投入に消極的だ」と説明しています。