サンパウロ市内で邦人の窃盗被害が続発2018年10月04日 11:01

 在サンパウロ日本国総領事館の情報によると、9月にサンパウロ市内で邦人を狙った強盗及び窃盗事件が相次ぎました。事件の概要は次の通りです。

携帯電話を引ったくられる
 3日午後8時頃、ビジネス街のパウリスタ大通りの交差点で、レストランで夕食を済ませた被害者が携帯電話を使用しながら宿泊ホテルに戻る途中、後方から自転車に乗ってきた男1人に携帯電話を引ったくられました。被害者は怪我はしませんでした。

 5日午後9時半頃、被害者が1人で市内の歩道を歩いていて、後方からオートバイで走ってきた男2人に、携帯電話と現金を出すよう脅されました。被害者は両手を挙げて抵抗しない態度を示すと、ポケットから携帯電話と財布を盗み、オートバイでそのまま逃走しました。怪我はしませんでした。

バッグや自転車を奪われる
 8日午後3時頃、サンパウロ市営市場の駐車場に駐車、友人3人と徒歩で市場に向かっている時、斜め掛けしていたバックを背後から引ったくられました。被害者は怪我はしなかったものの、バッグに入っていた携帯電話、現金、カード類を奪われました。

 16日午前10時半頃、被害者が市内東洋街近くの階段を登っていて、階段を塞ぐ形で座り込んでいた黒人男性2人から前掛けしていたリュックを強奪されました。被害者は奪われる際に転倒、軽い怪我をしました。被害は現金、携帯電話、カード類などでした。

 同日午後4時頃、市内の飲食店内で被害者がコーヒー店の敷地内に自転車を施錠して駐め、店内でコーヒーを飲んでいたところ、数人の少年が自転車の鍵を開錠し、自転車を奪って逃げました。被害は自転車だけでした。

拳銃強盗に遭う
 21日午後7時40分頃、市内をタクシーで移動中、渋滞に巻き込まれ停車したところに拳銃を所持した強盗2人が現れ金品を要求、強奪されました。被害者らは犯人の要求に従い携帯電話、財布、腕時計を手渡したため、怪我などはしませんでした。