ブラジル変異種、サンパウロでも発見2021年02月12日 10:32

 ブラジルメディアによると、サンパウロ州保健局は11日、アマゾナス州マナウス市で発見された新型コロナの変異種がサンパウロ州で9例確認されたと発表しました。2例はアマゾンなど北部で検査して陽性となった人で、治療のためにサンパウロへ来ていました。

 残り6人は、5人はマナウス市からサンパウロへ来た人で、1人はアマゾナス州からの旅行者と接触していました。いずれのウイルスもブラジル変異種と確認されています。

 6人のうち顔見知りは2人だけで、残りは新型コロナに感染しているのを知りながら飛行機でサンパウロに来ていました。

 ブラジル変異種はブラジルから帰国した日本人から初めて発見され、ブラジル国内では全国に広がっています。マナウス市では同変異種に感染していた61歳の女性の死亡が確認されており、変異種での死亡増加が懸念されます。感染症専門医は、「新しい変異種は、おそらくより強い感染能力を持っている」と説明しています。