裁判所がフォード従業員解雇の差止命令2021年02月06日 17:13

 ブラジルメディアによると、バイーア州のカマサリ労働裁判所は5日、サルバドール市圏にある自動車メーカー・フォード社カマサリ工場の従業員解雇の差し止め命令を出し、解雇停止を申し渡しました。解雇の禁止は、会社と従業員間で諸問題の合意が成立するまで続きます。

 この決定の内容には、賃金の支払いと労働者の有給休暇の停止も盛り込まれています。これに不服の場合、フォードは上訴することができます。

 判決によれば、フォードが差止命令に違反すれば、違反項目ごとに100万レアルの罰金に加え、影響を受けた労働者ごとに5万レアルの罰金が適用される可能性を示唆しています。

 カマサリ市によると、フォード工場の閉鎖で税収が3,000万レアル減り、また自動車関連の物品、サービスの流通税が1億レアル以上減収と打撃を受けます。