ブラジル望遠

　地元メディアによると、3月13日、サンパウロ市近郊の町で開かれた誕生日パーティーに出席した28人のうち14人がコロナウイルスに感染、パーティーから2週間後、高齢者3人が死亡しました。出席した全員はウイルスの検査を受け、隔離状態が続いています。

　パーティーを行ったのは59歳の女性で、家族はコロナ騒ぎの最中とあってパーティー開催に消極的でした。ところが、この頃は感染が始まったばかりで、サンパウロでもコロナ感染者は56人、しかもこの街には感染者は出ていなかったことから、姉妹や甥たちを招待しパーティーを開きました。

　パーティーの翌日になり、出席者の中に咳、発熱、呼吸困難、下痢といったコロナ感染症状を示す人が現れました。数日後には、出席者の半数が体の不調を訴え、2週間後に高齢で深刻な疾患を持つ3人が死亡しました。彼らを診察した医師は、コロナ感染症との診断をしています。