報道関係者にとって危険な国2019年05月07日 10:37

 30日付伯字紙によると、ブラジルでは1995年から2018年の間に64人のジャーナリストおよび報道関係者が殺害されました。検察庁の報告書で判りました。

 国家検察審議会と正義・公共保安の国家戦略がまとめた研究報告「ブラジルにおける報道陣に対する暴力」でユネスコ(国連教育科学文化機関)が「ブラジルは報道にたずさわる者にとって世界で6番目に危険な国である」と指摘し、「表現の自由を侵害している」としています。

 同研究は「ブラジルは懸念すべき状況である」と指摘、95年から18年までに亡くなった報道関係者が64人もいることから、「今日、ブラジルは報道陣に対して最も暴力的な国の一つだ。我が国はシリアやイラク、パキスタン、メキシコ、ソマリアといった制度的、政治的、人道的な危機にある国々の後に続いている」と強調しています。