警察の武力行使で死者23%増=リオ州=2019年05月22日 10:46

 リオデジャネイロ州では4月、警察の武力行使で124人が死亡しました。昨年同時期比23%の増加です。公共保安研究所の発表を伯字紙が20日付で報じました。

 武力行使で死亡した人は犯罪者や犯罪容疑者に限らず、犯罪と無関係な一般市民も含まれています。1月には160人が武力行使で死亡、2月は145人、3月は129人が亡くなっています。

 今年1~4月の合計は558人が武力行使で死亡しており,リオ州内では今年に入ってから1日につき平均5人が死亡しています。一方、武力行使での死亡者は増えましたが、一般的な殺人の犠牲者は減少しています。公共保安研究所によると、リオ州内で4月に殺害された殺人の犠牲者は356人と昨年同時期比で25%減少しました。