サンパウロ市長選、現職に支持集まる2020年10月31日 11:46

 TVグローボと新聞「オ・エスタード・サンパウロ」が30日、サンパウロ市長選挙のイボペによる投票動向調査を報道しました。それによると、コーバス候補(PSDB)26%、ルッソマノ候補(共和党)20%、ボーロス候補 (PSOL)13%、フランサ候補(PSB)11%の順です。市長選には14人が出馬していますが、今のところ他候補にはほとんど支持が集まっていません。調査は28日から30日の2日間に実施されました。

 イボペの前回調査(15日付発表)までコーバス候補とトップ争いをしていたルッソマノ候補が25%から20%に急落、逆にコーバス候補が22%から26%へ急上昇し、ルッソマノ候補を引き離しにかかっています。ボーロス候補も10%から13%に伸び、フランサ候補も7%から11%へ上昇しています。残りの候補で10%台を維持している人はいません。

 現職の市長であるコーバス候補は、これまでの市政を評価する人が54%です。また、低教育層で支持率が20%から30%に上昇、年齢層では45〜54歳層で17%〜24%に伸び、55歳以上では26%から33%に上昇し、全体的な底上げが見られます。

 一方、ルッソマノ候補は保守層の支持が38%から28%へ激減し、その他の宗派の支持も21%から12%へ減少しています。各年齢層でも支持離れが起きており、状況は厳しさを増しています。ボーロス候補は若干支持が伸びた程度です。