リオ州副知事、大統領と財政、コロナ問題で会談2020年10月29日 11:05

 ブラジルメディアによると、リオデジャネイロのカストロ副知事が28日、ブラジリアでボルソナロ大統領と会談しました。そこでは、政府の財政支援や新型コロナワクチンが可能になった場合の対策等が議題に上りました。

 カストロ副知事は、リオ州が経験したことのない経済危機の2017年に州政府の一員になり、州財政改善のために東奔西走しました。このとき連邦政府は州債務の連邦への支払いを猶予、州経費の削減などで数十億レアルを削減し、危機を乗り越えました。

 今回のカストロ副知事の大統領訪問ではこうした前例から、コロナ禍で税収が減退したため連邦政府の支援を要請しました。

 同時に、コロナワクチン完成、接種が始まった場合に不必要な費用をかけないことや緊急購入を避けるといった計画を大統領に説明しました。リオ州政府は「そのための組織作りを行っている。具体的には注射器、針などの消耗品を事前に購入し、器具の法外な価格高騰を防ぎ、余計な費用をかけないためだ」と話しています。