インフレ進行で貧困層に打撃2020年10月07日 00:51

 ブラジルメディアによると、ゼツリオ・バルガス財団(FGV)が6日、9月にインフレが加速、低所得者層には家計費が重くのしかかっている、と発表しました。米と豆が10.64%も上昇するなど、FGVの物価指数では年間で3.13%上昇しています。

 月間で最も上昇したのは米と豆(10.64%)で、このほか航空運賃(39.19%)、衣類(12%)も上昇しています。生活に密着した医療費、通信費、電気料金、ガソリンなども上昇し、家賃の上昇はインフレ率を大きく上回っています。

 貧困世帯への緊急援助は12月で打ち切りになり、来年は3800万人が困窮すると見られています。