裁判所、ケイロス容疑者の自宅軟禁を拒否2020年06月21日 11:53

 ブラジルメディアによると、リオデジャネイロ司法裁判所は20日、18日に逮捕され、リオへ護送されたファブリシオ・ケイロス容疑者の自宅軟禁を拒否しました。

 ケイロス容疑者の弁護士は刑務所での勾留の代わりに自宅軟禁を要求していました。ケイロス容疑者はボルソナロ大統領の子息、フラビオ・ボルソナロ上院議員の元顧問で、上院議員の悪行を全て把握していると言われています。

 上院議員の弁護士は、「刑務所内はコロナウイルスが蔓延、容疑者は結腸癌を患っており、先ごろ前立腺の手術も受けた。コロナに感染したら重篤化する」と述べ、自宅軟禁を求めていました。裁判所はこれを拒否したことになります。

 ケイロス容疑者が収容されている刑務所は6平方メートルの室内で、そこはコロナウイルスの感染を防ぐために隔離されています。室内にはシャワー、トイレ、洗面台、休憩スペースが設けられ、1日に4回、食事が提供されます。