リオで病院火災、1人死亡2019年09月13日 12:23

 12日付け地元メディアによると、リオデジャネイロ市北部のマラカナン地区にあるバディム病院で火災が起き、1人が死亡しました。

 出火したのは午後6時30分ごろで、午後8時15分ごろにはほぼ鎮火しました。出火時病院内には103人ぐらいいたとされていますが、消防隊は同9時過ぎになっても病院内に残っている患者がいないか捜索を続けました。

 火災発生と同時に消防や病院は、道路にマットとシーツを敷き即席の救護所を設置するとともに、2018年にオープンした病院付属の施設も利用し患者や負傷者を収容、治療をを行いました。高齢などの患者数人は、他の医療施設に移送されました。

 病院のスタッフは、「古い建物にあった発電機が火災の原因ではないか。この建物に煙が拡散していた」と話しています。火災時に患者、スタッフ、介護者らが何人病院にいたかについては、103人ぐらいと大まかな数しか判っていません。消防は1人の死者を確認していますが、死者の詳しい情報は未発表です。

 火災を目撃した住民は、「火事が始まるとすぐに患者とスタッフが病院から脱出し、道路に緊急の救護所を設置、深刻な健康状態の患者を順次そこに運び込み、治療続けた」と話しています。