19年サンパウロのカーニバルは殺人減2019年03月11日 10:21

 2019年のカーニバルに関して警察や関係各機関の発表を国内メディアが報じたました。それによると、サンパウロ州内では殺人及び盗犯件数が18年に比べて減少し、リオ・デ・ジャネイロ市とその周辺都市では、銃撃戦が昨年よりも15%増加しました。

 サンパウロ州の警察当局が6日公表した報告書によると、カーニバル期間中にサンパウロ州内の殺人件数は33件で、昨年同期比で47.6%減でした。また、盗犯は14.9%減の2996件でした。銀行を狙った盗犯は1件のみで、車の盗難は586件でした。レイプなどの性的暴行件数も昨年比で12.2%減少しました。

 銃器を使った暴力についてのデータを扱うブラジルのデータラボラトリ「フォゴ・クルザード」によると、リオ大都市圏内で70件の銃撃戦が起きました。この銃撃戦で12人が死亡しています。なお、銃撃戦で被弾した23人のうち5人は銃撃戦に関係のない人で、このうち4人が死亡しています。