SBC病院に日本が資金協力2018年12月17日 10:57

 在サンパウロ日本国総領事館は、SBC共済会病院に草の根資金協力を行いました。同病院は現在、病床数23床、約60人の医師がいて、地域に根付いた医療機関として日系人コミュニティに医療サービスを提供しています。

 同病院のアキモト理事長は「日本国政府の支援で、今年3月から10月まで2853件のX線検査を行うことができた。これまで以上に病院の活動を活性化、地域社会に貢献できるよう努力していく」と決意を表明しました。

 近年、同病院は医療機材の老巧化が進み、緻密な診断を行うのに支障を来し、日本に新しい新医療機材の整備を要望していました。今回の協力で、移動型デジタルX線装置及び固定型デジタルX線装置各1台を設置出来ることになりました。

 総領事館は、今年がブラジル日本移民110周年であり、医療面でもブラジルでは多くの日系人が医師や看護師として貢献していることから、SBC病院の設備更新のために無償協力をしたものです。