サントス港で輸出貨物から489㎏のコカイン2019年06月13日 10:53

 10日付伯字紙によると、サントス港(サンパウロ州)で7日、オランダのロッテルダム港へ向けた貨物の中から489㎏のコカインが発見され、国税当局が押収しました。

 調べによると、大量のコカインは棒状に梱包された状態で、ロッテルダム港向けのマイクロシリカ(コンクリート混和剤)が入ったコンテナの中に隠されていました。今回のコカイン押収に関係して逮捕者はいなく、当局は、コカイン密輸の犯人は正規の貨物の中に勝手にコカインを入れたと見ています。この手口はサントス港でよく見られる方法です。

 サントス港の税関によれば、同港では今年に入ってから約1万1167㎏のコカインが押収されています。押収量は、15年の1049トンから1万622トンへと増加し、16年の年間押収量を上回っています。