何のための日米首脳会談2018年06月08日 11:31

 安倍首相はアメリカへ行った。ちょっと予測と違ったが、日米首脳会談の結果を見ても、何の成果もなかったことが明らかになった。「日米,日米韓で緊密に連携していくことで一致」「現行の措置を継続して,北朝鮮から具体的な行動を引き出していくことで一致」「G7サミットにおいても緊密に連携していくことで一致」というのみで、拉致問題、貿易問題で何の進展も見られない。両首脳が懸案事項で『合意』したというのが一つも無いのだ。

 つまり安倍首相が「よろしくお願いします」といって、トランプ大統領が「判ったよ」といっただけの話しで、モリカケ問題など解決すべき国内問題をうっちゃって,大金を使って渡米するほどの内容はなかったことになる。今回の日米首脳会談は、アメリカに尻尾を振り、政権延命を頼みに言ったと見るのが正解だろう。

 モリカケ問題で安倍首相はそこまで追い込まれている。関係者の国会招致は全て反対だし、国会での答弁は論点をずらして時間つぶしの説明をする。まともには答えられないのだ。これで新潟県知事選で与党推薦候補が負ければ、踏みとどまっていた土俵をわることになるだろう。それを見越して今回は『命乞い』の渡米だったとも言えそうだ。