リオのマックに住み込んだ宿なし親娘2024年04月27日 18:02

 リオデジャネイロ・レブロンにあるマクドナルドに母と娘が住み込み住民の注目を集めています。ブラジルのメディアによると、住み込んでいるのは64歳と31歳の親娘で、ここで暮らし始めて約3カ月になります。2人は5つのスーツケースを持ち、食事をしながら一日中店内で過ごし、店が閉まる夜明けに店外に出て外で過ごし、店の営業開始を待っているそうです。

 メディアの取材に2人は「近所で借りるアパートを探している」と説明し、「英国に住む娘の父親から経済的援助を受けている。自分たちの生活に干渉しないでほしい」と話しています。また、どうしてこんな騒ぎになるのか分からないと話し、「もし私たちが肌色が浅く、着衣も少なく、荷物も少なかったら、誰も好奇心をそそられなかっただろう」と語り、開き直っているようです。

 リオ市のソーシャルワーカーが22日に現場に出向き保護施設の提供を申し出ましたが、2人はそれを拒否したと言います。リオ市社会援助事務局の専門チームが3月10日と16日に女性たちに援助を申し出ましたがこれも拒否し、見るに見かねた地域の施設従業員が申し出た支援も断っています。

 警察の調べによると、2人はリオグランデ・ド・スル州出身で、リオデジャネイロに住んで8年になります。リオグランデ・ド・スル州に住んでいる時、人種的中傷で1年の刑を言い渡されています。

 また同州ポルトアレグレの家具付きアパートに5年間住み、半年間の家賃を払っただけでオーナーから立ち退き訴訟を起こされています。リオでも2人は、2018年、2019年、2021年にコパカバーナのホテルの日割り料金を支払わなかったため追い出されています。

 警察に2人は立ち退きと借金の存在を否定し、マクドナルドは被害届を出していなく、マクドナルドに滞在したことで犯罪の報告もなく、警察も手がつけられないようです。

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