サンパウロ市のデング熱感染者数が15万人超え2024年04月14日 18:42

 サンパウロ市のデング熱感染者数が15万人を超えました。ブラジルのメディアによると、サンパウロ州保健局疾病監視委員会が12日に発表したもので、同市で39人が死亡、165人が調査中です。サンパウロ市の感染者は州の感染者数(50万以上の感染者)の28.5%を占めています

 サンパウロ市役所は8日、同市内97地区のうち86地区でデング熱が流行していると発表、市当局は10日、病気の予防接種キャンペーンを市内のすべての保健センターで行い、ワクチンの投与を実施すると述べました。

 サンパウロ州では今年になって、デング熱による死亡者が276人を記録しており、さらに582人の死亡者の死因について調査を行っています。ブラジル全体でも、デング熱による死者数の記録は更新されつつあります。

 このため保健省は、自宅近くの放置された貯水池を避け、蚊は水槽や屋外プールなどだけでなく、ボトルのキャップや植木鉢などの小さな物でも繁殖場所として利用するため、1週間に1回は植物皿に砂を加えるか、水を交換する、またペットボトルやその他の空容器は公共の清掃業者に引き渡すよう呼びかけています。