ブタンタンワクチンは感染リスクを50%軽減2021年01月14日 15:23

 ブラジルメディア13日の報道によると、ブタンタン研究所が12日に「ブタンタンワクチン(コロナバック)」の有効性は50.38%と発表しましtが、この数字は同ワクチンを接種した人の半分だけしか抗体が生成されないというわけではない、と改めて説明を加えました。この説明は、ソーシャルネットワーク上で「接種者の半数しか抗体ができない」という解釈が出回っていることに対しての回答です。

 疫学者は「有効度50%というのは、ワクチン接種をしていない人と比較して、ワクチン接種者は病気を発症するリスクが半分ということだ。実際は、ワクチン接種した人の8%しかウイルスには感染していない」と指摘し、同研究所も「以前の治験では、接種者の97%で免疫反応が見られた」としています。

 こうした事情から疫学者は「50%の効果を持つワクチンを使用することは、何も使用しないよりもいい。 間違いなく、このワクチンでウイルスの循環を減らすことができる」と強調しています。微生物学者も「パンデミックを封じ込めるために、有効と言われるワクチンであれば、多くの人が接種すべきだ」としています。