大統領の体調に変化なし: ブラジル望遠

　ブラジルメディアによると、ボルソナロ大統領は15日、ソーシャルネットワークを通じて、14日に行った新型コロナウイルスの再検査結果を発表、経過は良好と語りました。大統領は発熱や体の痛みで7日にコロナ検査を受け、陽性と判明、新型コロナ感染が明らかになっていました。
　
　大統領は「昨日（14日）午前に検査試験を受けたが、コロナウイルスはまだ陽性だった。 今後数日以内に再々検査を予定している。今のところ政治活動に支障はない。すぐに活動に戻れるはずだ」と意気軒昂に見えました。

　コロナウイルスを撒き散らさないために大統領は隔離される必要がありますが、隔離生活に入る姿勢は全く見られません。政権のスタッフとも平気で握手を交わしています。大統領府の広報は、「大統領は健康状態に変わりはなく、医療チームとともに公邸に留まっている」と述べています。

　大統領は、良好な経過を伝えた後、コロナ治療薬として推奨してきたヒドロキシクロロキン（抗マラリア薬）を今も服用していることを明らかにしましたが、「私は誰かに服用を勧めようとは思わない。患者は医者に行って相談するとをお勧めする」と語っています。