息子売ろうとした女逮捕2019年01月15日 11:40

 国内メディアによると、ブラジル北東部バイア州で11日午後、自分の息子を売って金を得ようとした女性が逮捕されました。同州文民警察によると、逮捕された女性は男に、12歳の息子を5000レアル(約15万円)で売り渡すことにし、同州内陸部の人口4万人の小さな街、サンタ・マリア・ダ・ヴィトーリア市内の長距離バスターミナルに息子を置き去りにしました。女性はその後、同市から約70キロメートル離れた同州ボン・ジェズス・ダ・ラパ市内の長距離バスターミナルで警察に身柄を拘束されました。

 調べによると、バスターミナルに置き去りにされた少年から母親の氏名と携帯電話の番号を聞いたサンタ・マリア・ダ・ヴィトーリア市の児童保護機関の係員が、少年の母親と連絡を取ろうとしましたが、電話はつながりませんでした。

 警察は、少年が置き去りにされたバスターミナルの監視カメラの映像で母親の容姿を確認し捜索を開始し、夕方になって母親が警察に連絡してきて、「誘拐されてボン・ジェズス・ダ・ラパ市の長距離バスターミナルにいる」と話しました。

 母親は当初、警察の調べに「誘拐された」という主張を繰り返していましたが、後になって、ある男に息子を渡して5000レアルを受け取ることになっていたと自供し、警察は彼女を逮捕しました。

 警察によると、売り渡されるところだった少年は捜査官らに、「買った男は日本へ連れて行くと言っていた。母親に6万5000レアル(約195万円)を渡すことを約束した」と話しています。少年を買おうとしていた男はまだ捕まっておらず、警察が行方を追っています。

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