安倍降ろしの決め手は自民の分断2018年05月29日 16:06

 安倍首相は辞める気配が見えない。28日の衆議院予算委員会を見ていても、証拠の書面を示しながらの質問にも、平気で質問をはぐらかしにかかる。アメリカの支持が崩れないうちはどんなに攻めても蛙の面に小便である。

 安倍首相を辞めさせる手立てはないのか。アメリカに安倍支持を止めさせるのが一つ。これは、アメリカと北朝鮮が事を構えることになったら、その費用を日本が負担する、といったとんでもないことを約束しているといわれる首相のこと。アメリカにとっては打ち出の小槌であり、今辞めさせるわけにはいかない。ということで、この案は無理ということになる。

 もう一つは、これも難しいが自民党を二分する方法である。この方法で不信任案を通すことだ。首相は内閣を総辞職するか、解散することになるが、おそらく解散を選ぶだろう。自民党も割れるとなれば、選挙で野党が統一候補を出せれば、安倍一派の議席を大きく減らすことが出来、分派自民と野党が組んで、新たな首班を指名出来る。安倍氏以外であれば、自民党籍だろうと、野党籍であろうと、ましな首相になるだろう。

 今の自民党を分断するには、相当な政治力が必要だ。かつての小沢一郎氏のような人材がいれば出来るだろうが、今の小沢氏はかつての力が無く、代わる人材も見当たらない。国民には不幸の極みである。

 ここは小沢氏にもう一働きを期待するか、新たな策士の登場を待つか、である。自民党が割れなければ、安倍氏の内閣はまだまだ続くことになる。