自民の一人勝ち?2017年10月12日 01:30

 選挙が始まった。前半戦の世論調査の結果がぼちぼち出始めているが、どうやら自民党が圧勝するらしい。鳴り物入りで登場した小池都知事の希望の党は、予想以上に人気がでなく、調査によっては5%の人気しか無い。これは泡沫扱いだった立憲民主党と同じ水準で、踏み絵を踏むとか踏まないとかは何の騒ぎだったのかと言いたくなる。

 内閣支持率は30%近くまで急降下してきているというのに、比例の投票先調査では自民党が30%とダントツである。他は10%にも行かない。結局、希望の党が野党の結束を破壊し、自民党有利の状況を作り出してしまった。前原氏と小池都知事の戦略が完全に裏目に出て、自民党の、いや安倍首相の一強状態が続くことになりそうである。

 これから選挙は後半にかかるわけだが、モリ・カケがあり、行政を私物化している自民党がナゼこんなに支持されるのか。日本の政治は利権としがらみまみれの後進国と言うことなのだろうか。立憲民主党に勢いを感じていただけに、前半の世論調査結果にはがっかりである。後半戦に巻き返せる要素は何もなく、結局安倍氏の高笑いで終わってしまうのだろうか。