行方不明の俳優の兄が骨で見つかる2020年11月03日 11:23

 ブラジルメディアによると、6年前に行方不明になった俳優マルコ・リッカの兄ジュリアーノ・リッカさん(当時47歳、文化プロデューサー)が使用していた車が2日、ヅットラ街道沿いで見つかり、車内に人骨がありました。警察はこの骨がジュリアーノさんと見て、DNA鑑定を行っています。

 車はサンパウロからリオデジャネイロを結んでいるヅットラ街道沿いのサンタイザベルで、道路から20㍍ほど離れた藪の中にぐしゃぐしゃに壊れた状態で発見されました。発見したのは犬を散歩せていた男性で、「犬は車を見つけると吠えた。車内を見ると骨があったため、警察に通報した」と話しています。

 警察が調べたところ、車は転覆したと思わせる状態にあり、車内に人骨がありました。車にはリオデジャネイロのナンバープレートが付いていて、ジュリアーノさんの車と特定されました。警察は車内から骨の他、財布、書類、カード、バックパック、スーツケースが見つかったことから事件の可能性は低く、事故に遭ったと見ています。当時道路には、ガードレールがありませんでした。

 関係者の話によると、ジュリアーノさんはサンパウロからリオデジャネイロへ車で向かっていた2014年10月19日から消息を絶っていました。