連警新長官、リオ連警トップを交代か?2020年05月06日 11:13

 ブラジルメディアによると、4日に連邦警察新長官にローランド・デ・ソウザ氏を任命しましたが、5日、新長官はリオ連邦警察のトップ交代に言及したと問題になっています。

 記者の「トップ交代の要請をしたのか」という問いに、大統領は無言でした。連邦警察長官には最初、大統領一家と親しいラマジュ氏を当てようとしていましたが、最高裁が任命中止の決定をしたため、同じく親しいソウザ氏を任命しました。

 大統領の警察人事介入に抗議、法相を辞任したセルジオ・モロ氏は「大統領はリオ連邦警察のトップ交代希望していた」と、大統領が連邦警察長官人事にこだわったのは、リオ連邦警察トップにコントロールできる人物を据えたかったためと指摘しています。

 リオ連警は、疑惑の大統領長男フラヴィオ上議や次男カルロス氏の捜査を進めようとしていますが、モロ氏は「大統領はこの捜査を中止させたいのだろう」としています。