サンパウロでハシカによる死亡者2019年08月29日 12:16

 地元メディアによると、サンパウロ州保健局は28日、州内でハシカによる死亡者が出たと発表しました。死者は1997年以来です。現在ハシカはサンパウロ州内で猛威を振るっています。市保健局は、被害者の自宅、病院、勤務先周辺を封鎖すると同時に、住民や働いている人にワクチンの接種を進めています。

 サンパウロ市は死亡者が出たのを受け、15歳から29歳の若者と6か月から1歳までの幼児向けのワクチン接種を8月31日まで延長することを決めました。保険局は会話、咳、くしゃみでの感染の可能性があるとしています。

 死亡したのは予防接種をしていない42歳の男性で、サンパウロ市東部のイタケラ市に住んでいました。病院に入院、加療中でしたが、17日に死亡したことが確認されました。この男性には、体の防御細胞をつかさどるリンパ系の臓器、脾臓がありませんでした。

 ハシカはパラミクソウイルス科のモルビリウイルス属のウイルスによって引き起こされる極めて伝染性の高い病気で、合併症に併発して死亡する可能性も指摘されています。保健省の発表によれば、サンパウロ州で2,457例の感染者が報告されています。患者の99%がサンパウロ州内に集中しています。