上院が一部修正しスポーツ賭博規制を承認2023年12月13日 13:44

 上院は12日、スポーツ賭博市場のルールを確立する法案を承認しました。ただ、この法案は一部修正が行われたため、再度下院に戻され討議されることになり、施行には至っていません。

 ブラジルのメディアによると、この法案は賭博市場の規制に加え、賭けにも課税する内容になっており、年間100億レアルの税収増を狙っていました。しかし、上院では賭けに対する課税が除外され、税収増は低下すると見られています。

 賭けの規制と課税は政府の重要課題で、2024年度の徴税を改善する措置の1つでした。今回の法案によると、賭博会社とベッター(賭ける人)の両方が税金を支払わなければなりませんでした。企業は売上高の12%を税金として支払い、ベッターも賞金が個人所得税の免除範囲である2,112レアルを超えた場合に課税されました。また、税金は賞金から賭け金を差し引いた金額に課せられることになっていました。

 法案は、今回の上院での修正されたため下院でどうなるか、まだ未定です。