サンパウロ市が恒例の年末パーティを中止2020年07月18日 12:04

 ブラジルメディアによると、サンパウロ市のブルーノ・コバス市長が17日、市内の中心パウリスタ大通りで毎年開催している大晦日のパーティ中止を発表しました。サンパウロ市によると、年末のパーティには毎年100万人以上の市民が集まり、行く年を惜しみ、新年を迎えます。今年は2020年から2021年への繋のイベントが行われないことになりました。

 市長は中止について、「新型コロナ流行中にも関わらず、大勢が集まれば感染者が増える危険性が高い。経済的にはマイナスだが、重要なことは経済より市民の健康維持だ」と強調しました。

 来年のサンバ・カーニバル開催についてもサンパウロ市は、カーニバル団体と話し合いを行っており、他の都市の状況を見ながら近日中に予定を発表するとしています。サンパウロ州のドリア知事は「大晦日行事やカーニバルなどの大規模なイベントは、コロナウイルスが流行中には実施されるべきではなく、ワクチンが完成しなければ中止が当然である」と、サンプロ市の方針を支持しています。