ブラジル望遠

　ブラジルメディアによると、サンパウロ州政府は3日、規制緩和の第3段階（区分は黄色）にある都市の劇場、映画館、フィットネスクラブなど文化施設を6日からの再開すると公式に発表しました。これまで州政府は、第3段階での再開はせず、第4段階（区分は緑色）になってからの再開を考えていました。しかし、景気浮揚の側面から、文化施設の再開決めたものです。

　再開には様々な規制がかけられています。フィットネスの場合は、収容人数の30％での営業、一日に6時間の営業、グループでなく個人で実施、を守らなければなりません。映画館、劇場なども入場制限、コロナ感染防止策の実施が求められています。

　サンパウロ州政府は、第3段階にある地域の劇場、映画館、劇場、文化イベントの開催、フィットネスクラブの再開の承認を決めており、この日、正式に発表したものです。

　州政府は6日からの営業を承認するとしていますが、第3段階にある都市の具体的な再開日時は各都市の首長の判断に任されています。各都市の保健当局は引き続き調査を進め、再開するかどうかを探ります。

　大ビジネス街を抱える大サンパウロ圏はサンパウロ市中心部、ABC地区、タボンダセーラ地区のみが第3段階で、他の地域は第１段階、第2段階に指定されています。こうした事情からサンパウロ市は、いつ再開を許可するかは考慮中で、未定です。