ブラジル望遠

　地元メディアによると、科学、技術の専門家が25日、連邦政府が入院中のコロナウイルス重症患者治療代替薬の臨床検査を提案していると語りました。候補はマラリアの治療薬で、現在臨床検査が進行中です。

　ただこの薬は視力、心臓、肝臓に副作用を引き起こす可能性があり、マンデッタ保健相は「まだ実験中であり、環境の整った病院以外での使用を控えてほしい」と警告しています。

　これまでの実験では、呼吸器分泌物のウイルス負荷の減少が認められています。しかし、この薬品はコロナウイルスを削減するのみでウイルス撲滅効果は見られません。このため重症患者の病状軽減には使えそう、としています。